詩…「メディシンよ、我に命令したまえ」

匣庭に覆う警戒心

己が信じるものが

一番強い 信じる私が

至高よ



君を 視たら

脳が 蕩ける

頭の中拡がり

思想-medicine-の声が響く



夢を見ながら現を

生きている死んだように

私は私で いいはずなのに

なぜ?



結局 私の

想像 次第ね

思考を停滞せよ

妄想-medicine-の声が響く



腐敗する世界にも

美しきものはあって

まいた種を 根から抜いてしまう

支配者



愚かなる民衆にも

美徳は生えている

隠れた罪に 目を瞑ってしまう

制裁



恋を したら

世界 創られ

夢を 育てて

ここで 生きよ!

私が私になって

私-medicine-の声が響く




『―己を支配せよ。外界を隔て、己に惑溺するために。』










久しぶりに単発詩の掲載です。

というか私の詩たちはここのホームページを根城にしてゆくのに、おざなりになってるわね。

まだ詩があるのでもう少しお待ちくださいな。




公開した当時もいいのかな?と思いながらやってましたけど。

メディシンは病院で出されるお薬とか、そういう意味です。ヤバいほうではなく。

この詩においては、そのものではなく、抽象画的に捉えていただくとよろしいかと。



旧館で公開した時には無い、オリジナルの一文を最後に加えました。

写真の意味もすべて、この一文に詰まっていると言ってもよい。



写真選びも敢えて遠回しに。

"支配"と"惑溺"かな。言葉で表すならば。






初公開:2016年2月6日

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