詩…「Destructive aesthetics」
滑って ぶつかって
散らばって
分裂して 塵になる
それが運命よ
貴方に投げたらどうなるかしら
(私次第よ)
血か涙か汚物かの
入れ物なんかじゃない
はじめは空洞
聖なる洞穴よ
名前なんていらないわ
意思のない無機物で
繋げた器は
抱きしめられて過ごす
人形のように つぎはぎで
かつて見た姿は
決して交わらぬ平行線の彼方
塵は塵の元へ
主は主の元へ
有るにはなれないの
一生戻れないの
触れられることなく
忘れ去られてゆく
by Pixabay https://pixabay.com/photo-1818066/
2017年3月の作品。HPで公開したのは2018年なので、およそ1年経っておりますね。
初公開した時のブログからほぼほぼパクりますが(自分のだけど笑)、
詩のテーマとしては「壊れたモノは二度と元には戻らない」。
最初タイトルが「Destructive romance」だったのですが、
ちょっとうろ覚えですがロマンスではなかったんですよね。
暗い詩だし、決して綺麗なものではなかったから。
"美しいもの"って、良いものだけじゃない気がするのね。
写真のテーマはわかりやすかったですが、最初のイメージは陶器で、ちょっと違いました。
まあでも写真としてインパクトがあって、見事に割れてしまってるのはガラスがぴったりでね。
虚無感も出てるし。
初公開:2017年3月7日
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