詩…「Therapy」

苦しんだことも 喘いだことも

全て見ていた

今はこの葉と蔦の寝台に臥せて



ゆっくり ゆっくり 癒したまえ

私たちはただ その時を見守っている

それが本当の安らぎと

初めから知っているから



焦ってはならない

茨の道よりも遥か遠い

ゆるやかな道を歩いていこう

その揺蕩うような時間を

身に染みて 感じるよう



いつか知るでしょう

棘を纏った幼き卵を

微笑で迎えられることを










この詩は、書いた当時ちょっとショックな出来事があって。

まるでそんな自分を癒すかのように書いた詩です。


でもそれも、後で笑って思い返せればいいな。という思いも込めて。




写真のイメージは、

揺り籠で眠る赤ちゃんのように、葉っぱや蔓に包まれている卵…

と最初から決まっておりました。


ただ素材が揃うか不安でしたが、よくできたと思います。



葉と蔓で出来た寝台に、傷ついた卵を乗せて癒すのです。

そんな風に、貴方の心も癒されますように。






初公開:2016年1月27日

0コメント

  • 1000 / 1000