詩…「罪散華」
この炎のような 燃え続ける命は
貴方の鋼の心 溶かせないの
触れて爛れさせても
その厚い皮は何も隠していらっしゃらない
茨の棘鋭く 青ざめた肌に
突き刺して絞めるならば
その花弁のように 儚く散るから
とてもお強い貴男も
共に手を繋ぎ 逝ってくださる?
海に潜む一滴の 命の哀しみは
尊く激しくも 飲み込んでしまうの
絶望の愛し身を売っても
私をあたたかい光へ戻そうとするのはなぜ
月光眩く 震える躰に
照らして懺悔乞うならば
母のように抱いてた 闇脱ぐから
とてもお優しい貴男は
知らぬふりして 逝かせてください
罪の羽衣 被せるときは
私が死神に恋した時
by Pixabay https://pixabay.com/photo-1248715/
もうこれ、2016年1月の作品だったのね。
公開するもっと前に完成してて、タイトルがなかなか決まらないまま先送りにしていて。
そんな中やっとこさ公開できた時の感覚を、今でも覚えているけれど…。
写真は最初、やっぱりこの手のテーマは火曜サスペンス=崖だろう!
と思い、心中する直前の崖にしようと思っていましたが。
ふと曼珠沙華が頭を過り、タイトルの「罪散華」にもピッタリだわ!と思って。
曼珠沙華自体は文中に出ていませんが、散り様のイメージだけに頼りました。
やっぱり、曼珠沙華はいいですね。
私は曼珠沙華といえばALI PROJECTの「南無地獄大菩薩」を思い出します。
大好きな曲なの。
初公開:2016年1月21日
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