詩…「十五夜の来遊者」
今宵は観月の宴
川では舟遊び
杯に映る月が揺らめく
月がひっくり返って
落っこちた兎が
芒を揺らして駆け寄る
最も豪華絢爛なもてなしで
夜は盛り深まる
結んだ芒は踏み潰され
閨処の衣に影は映らず
月夜で踊り狂う夢魔
by photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/245191
久しく単発詩の移行です。
この詩は見ての通り、十五夜のために書いた詩です。
私は所詮十五夜にノリで餅を喰らう女ですので、とにかく調べてここぞとワードを詰め込みました。
段落で言えば4段でも、十五夜や月見の代表の詩にするに劣らぬ出来。
写真も完璧!
舟遊びまでは手が負えませんでしたが、場所や景色を一枚で再現できました。
このように毎年紹介するつもりなので、今年も十五夜を迎えたらこの詩を思い出してね。
初公開:2016年9月15日
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