詩…「森の姫」

いくら刺しても、射っても、撃っても

私は終わらないから

永遠という名の体を動かしまわり、

意味を探した



だけど、終わりが無いから、壁も何も無いからこそ

今出来ることがわからない

今するべきことが見い出せない

それは、いつやってもいいから



私は羨ましがった

今することに価値がある人間を

それでも、苦しんでいるのは滑稽なものだった

そんなことで悩んでいる私も



寂しい夜を幾度となく過ごし

変わらない泡沫の日を

あなたが来ることで全てが華やいだ



赤く散った目の前



それを悟った










永遠の体を持っていた彼女は、"愛"に出会ったことで死を知ったという感じですね。

"あなた"に出会って全てが華やいだ…そう思っていたということは、幸せだったのでしょう。


でも、だからこそ永遠の体を持っていた時のことを思い出すのでは…



…3年越しの今、詩を見返して思うわけです。






初公開:2014年12月20日公開

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